審査落ち
支払サイトが長い請求書で審査落ち?何日までなら通るのか
支払サイトが長いほどファクタリング審査は厳しくなる傾向がありますが、90日・120日でも通るケースはあります。サイト別の評価目安、業種別の実情、長期サイト+新規取引で落ちやすいパターン、対処法を整理します。
結論
支払サイトが長いほど審査は厳しくなる傾向があります。
ただし「90日だから落ちる」「120日だから絶対無理」という単純な話ではありません。売掛先の信用力や取引実績も含めて判断されます。
支払サイトとは?
支払サイトとは請求書発行から入金までの期間です。
例えば6月末締め → 8月末払いなら約60日サイトです。
なぜ支払サイトが重要なのか
ファクタリング会社は債権を買い取った後、入金されるまで待ちます。そのため回収期間が長いほどリスクが高くなります。
詳細はファクタリング審査の仕組みを参照してください。
一般的な目安
| 支払サイト | 審査評価 |
|---|---|
| 30日以内 | 非常に良い |
| 60日以内 | 良い |
| 90日以内 | 普通 |
| 120日以上 | 厳しくなる |
| 180日以上 | かなり厳しい |
あくまで目安です。
90日サイトでも通るケース
実際には珍しくありません。例えば官公庁・上場企業・大手ゼネコンなどです。支払サイトよりも信用力が評価されます。
詳細は審査は売掛先で決まるを参照してください。
建設業で多いケース
建設業は90日〜120日サイトが珍しくありません。そのため建設業に強いファクタリング会社では問題なく通る状況も発生しえます。
運送業で多いケース
運送業も60〜90日サイトが一般的です。継続取引実績があれば審査通過することがあります。
製造業で多いケース
大手メーカーとの取引なら長期サイトでも評価されやすいです。
IT業で多いケース
SESや受託開発では60〜90日サイトが多く見られます。案件継続性が重視されます。
落ちやすいパターン
- 長期サイト + 新規取引先
- 長期サイト + 小規模企業
- 長期サイト + 入金実績なし
など、です。
支払サイトを短縮できない場合
変更できないケースもあります。その場合は別の債権を提出する方が現実的です。
審査落ちした時の対処法
- 他の請求書を提出する
- 他社へ相談する
- 実績資料を追加する
詳細は審査落ちの理由と次の選択肢を参照してください。
入金サイトが長いと不利になる本当の理由
入金までの期間が長いこと自体が問題なのではなく、期間に比例してリスクが積み上がることが理由です。買取側から見ると、入金日までの間に次のことが起こり得ます。
- 売掛先の信用状態が変わる(60日先の財務状態は誰にも分からない)
- 他社への二重譲渡が起きる(期間が長いほど機会が増える)
- 相殺や値引きが発生する(検収後の減額、クレーム対応、返品)
つまり長期サイトの債権は「回収できない可能性」が高いのではなく、確定していない期間が長いという評価になります。
打てる手は3つあります
① 出来高・分割で請求する — 90日サイトの一括請求を、月次の出来高請求に分けられれば、1本あたりの期間が短くなります。建設業や受託開発で有効です。
② 3社間を検討する — 売掛先の承諾があれば二重譲渡と相殺のリスクが下がるため、条件が改善する場合があります。売掛先に知られる前提は必要です。
③ サイトの短い取引先の債権を先に出す — 複数の売掛先がある場合、長いものから出す必要はありません。通しやすい債権から出すのが実務です。
支払サイトだけで決まらない
よくある誤解です。実際には以下も見られます。
- 売掛先信用力
- 入金実績
- 継続取引
- 請求書内容
ファクサポ編集部の所感
支払サイトが長いこと自体は落ちる理由ではありません。問題は「長い上に不確実性が高い」ことです。
例えば120日サイトでも官公庁債権なら通る場面が想定されます。逆に60日サイトでも信用力が低ければ落ちることがあります。サイト×信用力の組合せで判断するのが実務的です。
業種別の対処パターン
建設業: 元請債権で長期サイトを補ってください。下請債権は信用評価が低くなりがちです。
運送業: 継続荷主との取引履歴を提出することで、長期サイトでも評価が上がります。
製造業: 大手メーカーとの基本契約書を併せて提出することで、信用力を裏付けられます。
IT業: 上場企業との業務委託契約書を併せて提出してください。継続案件であることを示すと有利です。
次に取るべき3アクション
1. 別債権を探す: 自社で抱える複数の請求書から、より短いサイトの債権を選ぶことを優先してください。
2. 継続取引資料を追加する: 過去の入金履歴・契約書・発注書をセットで提出すると、サイトが長くても信用評価が上がります。
3. 他社へ相談する: 長期サイトの取扱方針は会社ごとに異なります。建設業特化・運送業特化など業種に強い会社を選んでください。
ファクタリングは借入ではない
ファクタリングは債権譲渡契約です。借入ではありません。そのため自社の財務状態より売掛先と債権内容が重視されます。
手数料相場
| 契約形態 | 手数料 |
|---|---|
| 2社間 | 5〜20% |
| 3社間 | 1〜9% |
長期サイトは手数料が高くなる傾向はあります。
まとめ
支払サイトが長いほど審査は慎重になります。しかし支払サイトだけで審査結果は決まりません。
売掛先の信用力・継続取引実績・入金履歴なども総合的に判断されます。審査基準は会社によって異なるため、1社で落ちても複数社へ相談することが重要です。
各社の手数料・対応条件はファクタリング会社の比較で確認できます。
よくある質問
必ず落ちるわけではありません。期間の長さより、その間に売掛先の状態が変わるリスクをどう見るかで決まります。売掛先が上場企業や官公庁であれば、90日でも問題なく扱われることがあります。逆に売掛先の規模が小さい場合、60日でも慎重に見られます。判断されているのは日数そのものではなく、日数×売掛先の信用力の掛け算です。
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編集部より(ご利用上の注意)
本記事はファクサポ編集部が、ファクタリングや資金繰りに悩む事業者向けに一般的な情報をまとめたものです。審査基準・手数料・契約条件は各社や状況によって異なり、変更される場合があります。実際のご利用前には、各社の公式情報や、税理士・中小企業診断士・弁護士などの専門家に必ずご確認ください。当サイトは情報提供を目的とし、特定のサービスの利用を保証・推奨するものではありません。
参考(一般的な公的情報源)
記載内容は一般的な目安であり、最新の制度・統計・公式情報は次の各機関や各社公式サイトでご確認ください。経済産業省・財務省・国税庁・厚生労働省・金融庁・中小企業庁。各ファクタリング会社の手数料・対応条件は必ず公式サイトでご確認ください。
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